アメーバ経営が事業承継を円滑にする

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アメーバ経営が事業承継を円滑にする

ケースで読み解く後継者育成と信頼関係構築

近藤大輔・浅石梨沙・黒木淳・鈴木悠佑 編著

刊行年月 : 2026/02/25

税込定価 : 3,190円(本体2,900円)

判 型 : A5判・上製

ページ数 : 232

ISBN : 9784495210809

■内容紹介

ファミリービジネスのスムーズな事業承継のためにアメーバ経営がどう貢献するのか?
実際にアメーバ経営を導入して事業承継を進めた企業の事例を定性・定量の両面で検証。

【編著者紹介】  ※担当章順  ※〔担当章〕
近藤 大輔(こんどう だいすけ)〔序章,第1部第1章,第2部第1~4章,終章〕
法政大学経営学部 教授,博士(商学)
[略歴]
法政大学経営学部卒業,一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得。TAC株式会社公認会計士講座専任講師,法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科専任講師,立正大学経営学部専任講師,准教授を経て2024年より現職。
[主要著書・論文]
『アメーバ経営の進化─理論と実践』(共著,中央経済社,2017年),『ビギナー原価計算』(中央経済社,2020年),「レストランサービスの原価企画─株式会社ぶどうの木のレストラン事業部の考察─」(メルコ管理会計研究,9-2,2017年)

浅石 梨沙(あさいし りさ)〔第1部第2章,第2部第5章〕
西武文理大学サービス経営学部准教授,博士(商学)
[略歴]
2012年3月早稲田大学政治経済学部卒業,2019年3月一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。一橋大学ジュニアフェローを経て2021年4月より西武文理大学サービス経営学部に専任講師として着任。2025年4月より現職。
[主要著書・論文]
『検定簿記講義2級工業簿記』(共著,中央経済社,2025年),「Pricing Capability for Revenue Management」『Revenue Management Theory and Practice』(尾畑裕・挽文子編著,World Scientific,2025年)など。

黒木 淳(くろき まこと)〔第3部第2・3章〕
横浜市立大学国際商学部教授,博士(経営学)
[略歴]
2009年3月大阪市立大学商学部卒業,2014年3月大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。2015年4月より横浜市立大学国際総合科学群に講師として着任。その後,准教授,2023年4月より現職。2024年度メルボルン大学経営経済学部客員研究員。
[主要著書・論文]
『非営利組織会計の実証分析』(中央経済社,2018年,非営利法人研究学会学会賞受賞),『公会計テキスト』(編著,中央経社,2019年),「Target Difficulty, Psychological Capital and Work Engagement」『European Accounting Review』(尻無濱芳崇氏との共著,2025年)など。

京セラコミュニケーションシステム株式会社コンサルティング事業部
鈴木 悠佑(すずき ゆうすけ)(職務著作)〔特別寄稿〕
[会社概要]
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は,1995年に京セラ株式会社より分離独立。現在は,「ICT」「通信エンジニアリング」「環境エネルギーエンジニアリング」「経営コンサルティング」の4分野を中心に事業を展開。経営コンサルティング事業は,京セラの経営管理手法「アメーバ経営」の導入支援を軸に,1989年の事業開始以来,製造業,サービス業,医療・介護法人など多岐にわたる業種業態の経営改善を実施。これまでの導入法人数は900法人を超える(2025年3月時点)。
[個人略歴]
2015年に同社入社。経理部門にて,決算業務支援や資産管理などの会計実務を経験。その後,経営コンサルティング部門において,中小企業から大企業まで幅広い層を対象としたアメーバ経営の導入・運用支援に携わる。支援実績は,食品・酒類等の製造業,物流業,建設業,不動産業,ITサービス業といった営利企業から,医療法人や介護福祉法人などの非営利組織まで延べ20業種以上に及ぶ。 現場に即した管理会計の仕組みづくりと運用を通じて,組織の活性化と経営力の向上を支援している。

【著者紹介】
後藤 耀(ごとう ひかる)〔第3部第1章〕
横浜市立大学大学院国際マネジメント専攻博士後期課程,修士(経営学)
[略歴]
2021年3月横浜市立大学国際総合科学部卒業,2022年3月に横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科博士前期課程修了,2023年4月より博士後期課程に在籍し,2026年3月に博士後期課程・修了見込み。
[主要著書・論文]
「Management Control and Employee Motivation in Local Governments and For-Profit Firms: A Differentiated Replication Study」
『Accounting & Finance』(黒木淳氏との共著)

■目次

序 章 実務上の問題と本書の目的

〈第1部〉本書の分析枠組み
第1章 事業承継とアメーバ経営の概要
第2章 事業承継と管理会計に関する先行研究のレビュー

〈第2部〉インタビュー調査(定性調査)によるケースリサーチ
第1章 部門別採算制度が従業員の団結を生み出す―六甲バターのケース―
第2章 部門別採算制度の再構築が信頼を構築する―コマニーのケース(定性調査)―
第3章 フィロソフィに基づく面談で信頼を構築する―イノチオアグリのケース(定性調査)―
第4章 事業承継時の双方向幹部会議で信頼を構築する―カネテツデリカフーズのケース―
第5章 親子間事業承継における従業員からの後継者の受容にアメーバ経営が及ぼす影響―行政書士法人アーリアのケース―

〈第3部〉アンケート調査(定量調査)によるケースリサーチ
第1章 質問紙調査を用いた管理会計研究の方法論的検討
第2章 管理会計が後継者の信頼関係とパフォーマンスに与える影響―コマニーのケース(定量調査)―
第3章 経営理念への情緒的共感,後継者との信頼とパフォーマンスへの影響―イノチオのケース(定量調査)―

〈特別寄稿〉京セラコミュニケーションシステム株式会社によるケースリサーチ
1 インタビュー調査によるケースリサーチの背景
2 後継者による管理会計制度の構築プロセスを通じた確固たる経営観の確立の取り組み―A社のケース―
3 後継者と古参社員の関係構築と後継者を支える人材の創出の取り組み―喜多猿八のケース―

終 章